VOC分析クエスト ~お客様の声を事業に活かす冒険~

 こんにちは。製品企画部の鷺坂です。
 前職ではコールセンターの分析業務を行っていました。その経験を元に、現在は分析AI「YOSHINA」のプロダクトオーナーを担当しています。
 
 
「今日から分析業務お願いね」という、突然の辞令に

『どうしよう、分析ってなんだ、何をすればいいんだ!』

とお困りのあなたへ。

 

 今日はこの先数か月のあなたの未来を予言しましょう!

 

一言に分析担当といっても、
・経営分析
・売上分析
・解約分析
マーケティング分析
・お客様の声分析
・コールセンターの呼量分析
など、多くの部署で様々な分析を実施されていると思います。
 
その中でも今日は、突然「お客様の声分析の担当者になってしまった!」あなたのケースをご紹介したいと思います。
 

 

 

最初の壁~入口へ

恐らくこんな言葉があなたの目の前で交わされていないでしょうか。

・お客様の声を分析すればサービスが変わる!
顧客満足度を上げれば売り上げが伸びる!
・AIで顧客の声分析できる!
 
「だから分析やるぞ!」
「よろしくね!」
 
まず、最初の壁です。
・分析って何だろう・・・
・具体的に何をすればいいのだろう・・・・
・分析結果を活用するってどういうこと・・・・
などなど、「そもそも論」にぶち当たるでしょう。
 
ここだけの話ですが、
「上司も実は分析なんてやったことないのでは・・・・?」
と思いましょう。いくらか気持ちが楽になります。
 
では、気持ちが楽になったところで、
分析ツールなどのシステムが既に導入されている場合は、
そのシステムを習得することにも時間を割かねばなりません。
 
使い方を覚えながら、何を分析でアウトプットするのか。
 
そんなことを考えながら1~3ヵ月程すると、
「あれ?何となくだけど、こういう結果が出てくるとこんな改善につながるのでは?」とふと気付くタイミングがあるでしょう。
 

おめでとうございます!

RPG風にたとえるならば、あなたは最初の村に辿り着き、実はそこに転がってる壺を叩くと薬草が出てくることを見つけたのです!!
村の歩き方がわかるようになりました。

 
さて、こうなると以外と簡単です!
・壺からドアから裏庭のバケツまで、色々なところを漁ってみようとするでしょう。
・薬草だったり、回復ポーションだったり、色々なものを見つけられるでしょう。
・全てのアイテムを手に入れたご褒美として、コンプリートメダルを手に入れられます。
 
「この村ではこんなものが手に入るんだな」と実感すると同時に「もう目新しいものはないや、次の村へ行こう」となるでしょう。

次の村でも同様に色々なところを漁ります。
しかし、同じようなものしか見つからない・・・。
途方にくれて夜にもう一度チャレンジしてみると、なんと生き返りの薬をもらえました!
 
 

RPGのつもりで冒険してみよう

 

RPGでのたとえを分析業務に置き換えてみます。

 

村での出来事

分析における出来事

歩き方がわかる

分析ってこういうこと!がわかる

壺をたたく

分析の視点がわかる

薬草が見つかる

既に認識している話題を把握できる

回復ポーションがもらえる

実はそんなに認識してなかった話題を再認識できる

コンプリートメダルを手に入れる

そのデータからどんな話題が存在するか把握できる

夜にチャレンジする

見方を変えてみる(日別に並べてみたり、年代で並べてみたり)

生き返りの薬がもらえる

これまで見えていなかった課題が発見できる

 

冒険は終わらない

もう進め方は問題ないですね!
さくさくとタスクをこなし(課題を抽出し)、次の村(次の分析)へ歩み始めます。
 
その村では、森の奥に住まうドラゴンを倒す(お客様からの問合せを改善する)というタスクを受領します。
 
しかし、このタスクでは、パーティを作らないとクリアできない(施策改善できない)ことが判明しました。
そうです、自分だけで満足していてはだめなのです。
パーティを作り(他部署に連携し)、共に冒険を進めることで(課題を共有し、改善する)、あなたは強くなるのです。
 
さて、ドラゴンを倒すパーティ(施策改善してくれる担当者)を探します!
しかし、一向にパーティが作れません・・・みな自分のタスク(既にある案件)が忙しいのです。
 
 
ここまできたら察しのよいあなたは気付いているでしょう。(RPG風は終わりです)
 

これからぶつかるかもしれない壁


・お客様からこう言われたのでこのサービスを改善してくれ、と伝えても、何でそれが大事かが伝わらないケースもあります。
・それが大事だとわかっていても、優先順位が存在することで障害になることもあるでしょう。
・それを改善することによって、誰にどのような効果をもたらすことができるのか、説明しないといけないシーンもくるでしょう。
・あなたの会社は慈善事業ではないでしょう。利益を生んでこそ、サービスを提供し続けられるものです。
・お客様は神様でも、全ての神様の言うことは一度には聞けません。
・「今、この会社に求められていることは何か」「その中でも重要なものは何か」を取捨選択しないといけないのです。
RPGにはクリア、という終わりがありますが、企業には終わりはありません。
・常にお客様の動向や要望は変わっていきます。
・去年は〇〇でお客さん満足してくれたから今年も一緒でいいよね、とあぐらをかいていては、お客様はどんどん離れていくでしょう。

 
顧客の声分析とは、終わりのない永遠の冒険への入り口だと、私は常々思っています。
 

最後に

本来は「お客様の不安や不満を改善し、よりよいサービスを作るための行動」であるにも関わらず、目の前の作業に追われ、「あれ?何していくんだっけ?」と目的を失うケースも少なくありません。
 
分析業務はあくまで、「当たりをつける」ことでしかありません。
 
「サービスをよりよくする」ために
「運用を効率化する」ために
「どこにウィークポイントがあるのか」を気付かせてくれる第一歩でしかないのです。
ですが、その第一歩を踏み出す、第二歩、第三歩と継続していくことが難しかったりするのも事実です。
RPGでも、出口もゴールも見つからず、途中ステージで諦めちゃう人いますよね)
 
「分析業務はデータを眺めているばかりで面白くない」とお思いのあなたへ。
 
分析から導き出される「ヒント」が自社のサービスを大きく変えていく、そんな可能性を秘めているのが「分析業務」です。
実はあなたの業務が大きな一歩に繋がるかもしれないのです。
そう思うと、ちょっと世界の見え方が変わりませんか?
 
弊社の提供する、分析AI『YOSHINA』では、そんな一歩を確実に踏み出し、また継続できる製品を目指しております。

yoshina.retrieva.jp

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